イエスのみ心の祭日:レオ14世、司祭たちにメッセージ
カトリック教会は、6月27日、「イエスのみ心」の祭日と共に、「世界司祭の圣化のための祈愿日」を记念する。
教皇レオ14世は、この日、すべての司祭たちに、感谢と信頼に満ちたメッセージをおくられた。
「爱のために贯かれたキリストのみ心は、生ける、いのちを与える肉である。そのみ心は、わたしたち一人ひとりを迎え入れながら、良い羊饲いの姿に変えてくださる。そこでこそ、わたしたちの司祭职の真のアイデンティティーが理解される。それは、神のいつくしみに燃えながら、いやし、寄り添い、あがなう神の爱の、喜びに満ちた証人となることである」と教皇は记されている。
イエスのみ心の祭日を、「神の圣なる民への奉仕に自らをあまねく捧げるようにとの招きを、司祭の心に新たにするもの」、として教皇は示しつつ、「この使命は祈りと共に始まり、司祭の圣なる召命という恵みを絶えずよみがえらせる主との一致のうちに続けられていく」と述べている。
この恵みを思い起こすことは、何か過去のものを単に守るのではなく、そこに保存されたものが常に新たにされる「広大で底なしの聖域」(参照 聖アウグスティヌス『告白』X, 8.15)に入ることを意味する、と教皇は述べ、主を記念することによってのみ、み名において世々に伝えるように主がわたしたちに託されたものを、生き、よみがえらせることができる、と説いている。
主の记念は、キリストのみ心においてわたしたちの心を、キリストのいのちにおいてわたしたちのいのちを一致させる、と教皇は言われる。
「イエスのみ心の中にのみ、神の子らとしての、わたしたちの间での兄弟としての、真の人间性を见出すことができる」と记しつつ、そのためにこそ「一致と平和を筑く者となってください!」と司祭らに紧急に呼びかけておられる。
そして、紧张が高まる世界、また家庭や教会共同体において、和解を推进し、一致を生み出すように召された司祭の役割を强调されている。
教皇フランシスコがその回勅を通してイエスのみ心への信心を改めてわたしたちに提示されたことを思い起こしながら、レオ14世は、イエスのみ心に、自分たちの心の葛藤や、今日の世界を引き裂く纷争を差し出すようにと招いている。
希望の巡礼者をテーマとするこの圣年において、わたしたちの司祭职は、祈りとゆるし、贫しい人々?家族?真理を求める若者への寄り添いに根ざせば根ざすほど、いっそう実り豊かなものとなるだろう、と教皇は记された。
最后に教皇は、「圣なる司祭は、自分のまわりに圣性を花开かせる」ということを忘れないようにと全司祭に愿われている。