教皇「青少年のために、非暴力的な异なる生き方の証しを」
教皇レオ14世は、イタリア?ヴェローナで创始されたミーティングイベント「平和のアレーナ」の推进者?协力者らとお会いになった。
「平和のアレーナ」は、1986年、ヴェローナのシンボル、古代円形闘技场「アレーナ」で开催された集会を初回とし、非暴力を理念に据えつつ、その时々の状况をテーマに反映しながら、数年ごとに集いを重ねてきた。2024年5月18日には、教皇フランシスコが参加し、大集会が开かれた。
5月29日、バチカン宫殿で行われたレオ14世との出会いには、昨年のミーティング开催に尽力した、様々なムーブメントや组织、またヴェローナ教区やコンボーニ宣教会の関係者ら300人が访れた。この中には、家族をハマスやイスラエル兵に杀害されながらも、昨年の集会に共に出席し、対话と平和を诉えたイスラエルのマオズ?イノンさんとパレスチナのアジーズ?アブ?サーラさんの姿も见られた。
レオ14世は、ヴェローナの集会で教皇フランシスコが述べた、平和の构筑には被害者の立场に身を置き、视点を共有することが必要という言叶を思い起こし、このような见方は心や、眼差し、考えの武装を解き、切り捨ての文化を根源とする不平等なシステムを告発するために不可欠なもの、と话された。
平和に向けて歩むには、他者に配虑するよう训练された心と精神、现状の中で共通善を识别する能力、平和の歩みは共同体的なものであるという认识が必要とも教皇は述べ、「平和とは目に见えない财产であり、それは皆のものか、谁のものでもないかのどちらかである」という圣ヨハネ?パウロ2世の言叶を引用された。
「世界、そしてわたしたちの社会にはあまりに暴力が多すぎる」と教皇は指摘。戦争、テロリズム、人身取引、広がる攻撃的态度を前に、青少年にいのちの文化と、対话、相互尊重を教えることが必要であると语られた。
特に、青少年たちには、非暴力的な、异なる生き方を証しできる人が求められていると述べた教皇は、地域や日常のレベルから、世界レベルに至るまで、受けた不正や暴力に対し復讐の诱惑に抵抗できる人々こそが、平和构筑のための非暴力の歩みの信じうる証人となっていくだろう、と话された。
教皇フランシスコの回勅『フラテッリ?トゥッティ(邦訳:兄弟の皆さん)』が、繰り返し「わたしたち」を筑き上げる必要を説いているように、この「わたしたち」が制度レベルでも実现されなければならないとレオ14世は强调。そのためにも、歴史という生地の中で、一致と、交わり、兄弟爱のパン种として生きて欲しいと、関係者一同を励まされた。