最终文书の採択をもってシノドスの作业终了、教皇、関係者に挨拶
バチカンで开催されていた「共に歩む教会」をテーマにした「世界代表司教会议(シノドス)第16回通常総会」の第2会期は、10月26日、最终文书の採択をもってその作业を终了した。
10月2日から始まった同シノドス?第2会期は、「宣教するシノドス的教会になるには」を命题に、第1週から第3週(~10月18日)にかけて、『讨议要纲』に沿った作业が全体会议やグループ会议を通して行われた。
最后の週では、前半(21日~23日)、最终文书のベース作りが行われた。闭会ミサを翌日に控えた26日午前、最终文书が読み上げられ、午后、それに対する採択が行われた。
教皇はシノドスの作业の完了にあたり、すべての関係者に挨拶をおくられた。
その中で教皇は、このたびのシノドスで採択された最终文书は、今の时代に「共に歩む教会」になるためにはどうしたらよいかをよりよく理解するため、神の民の声に努めて耳を倾けてきた、少なくとも3年にわたる年月の実りである、と话された。
教皇はこの文书がもたらす様々な赐物を示しつつ、特にその一つは自身の教皇职にとっての赐物である、と强调。
「兄弟姉妹たちを力づけてやりなさい…わたしの羊を饲いなさい」と絶えず话しかけるイエスに応えるために、教皇も倾聴の実践を必要とし、またそれを欲している、と语られた。
この戦争の时代にあって、わたしたちは多様性の共存を実际に形にすることを学びながら、平和を証ししなければならない、と述べた教皇は、こうした意味も踏まえ、このシノドス后の「使徒的勧告」を発表する意図はないことを明らかにされた。
最终文书の中には、様々な大陆、多様な状况における教会の宣教の指针となり得る、非常に具体的な示唆がすでにあると教皇は指摘。
それゆえに、この文书をすぐに皆に公开し、神の圣なる民に手渡すことを通して、これまで行ってきたシノドスの歩みの価値を心に留めたいと思う、と话された。
同文书に挙げられている教会生活のいくつかの侧面や、10の「研究グループ」に提案を行うように託しているテーマをめぐり、教皇は、教会全体に関わる选択に到达するためにはまだ时间が必要であり、今后も司教らの意见に耳を倾けたい、との考えを示された。
一方で教皇は、これは决定を无期限に先延ばしにするという意味ではなく、教皇自身にも、倾聴し、招集し、识别?决断?判断するというシノドス的スタイルの実践が求められると同时に、こうした过程には、时间と沉黙と祈りが必要とされるからである、と述べられた。
この最终文书は神の民全体への赐物である、と强调する教皇は、当然すべての人がこの文书を読むわけではないが、地方教会において文书にある内容を人々の手の届くものにするのは特に皆さんの役割であると话された。
同时に教皇は、経験に基づく証しを伴わない文书は価値を失ってしまう、とも述べ、文书が実质を失わないように注意を唤起された。
暴力、贫困、无関心などの特徴を持つ世界のあらゆる地域から访れたわたしたちは、失望させることのない希望をもって、それぞれの心に授けられた神の爱のもとに一致し、平和をただ梦见るだけでなく、そのために全力を尽くさなければならない、と教皇は呼びかけ、平和は倾聴と、対话、和解によって実现するもの、と励まされた。
これらすべては、调和を作り出し、调和そのものであられる圣霊の赐物、とシノドス全体を振り返った教皇は、会议场を出た后もこの调和を保ち、復活されたキリストの息吹に助けられ、いただいた赐物を分かち合うことができるようにと祈られた。