パロリン枢机卿、教皇のアジア?オセアニア访问について语る
教皇フランシスコは、9月2日(月)から13日(金)まで、登位后、第45回目の海外司牧访问(イタリアを除く)として、インドネシア、パプアニューギニア、东ティモール、シンガポールを歴访される。
教皇のこの东南アジア?オセアニア4カ国访问を前に、バチカンの国务长官ピエトロ?パロリン枢机卿は、バチカンのメディアと対话した。
これまでの教皇フランシスコの海外司牧访问の中で最も长いものとなる今回の旅に临むにあたり、教皇は何を期待しているかという问いに、パロリン枢机卿は、教皇が最も期待されていることは「出会い」、特に访问国での人々との个人的な出会いである、と述べた。そしてこの访问は、人々に寄り添い、その苦しみや愿いに耳を倾け、福音の喜び、慰め、希望テーマを伝える教皇フランシスコのスタイルを改めて表す机会になるだろうと话した。パロリン枢机卿は、圣パウロ6世の言叶を用いながら、访れる国々が地理的に远ければ远いほど、教皇はこうした必要を心により感じると言えるだろう、と语った。
インドネシアのイスラム教徒の人口は世界最大であるが、カトリック教会が取り组んできた多様化した社会の中の兄弟爱の証しに、教皇の访问はどのように贡献することができるか、という质问に対し、パロリン枢机卿は、インドネシアの建国5原则「パンチャシラ」に言及。他者の受け入れ、相互尊重、対话、穏健などの教えのもとに、多様なグループの関係は基本的に保たれていると述べた。世界各地で见られる、こうした状态を悪化させるあらゆる倾向や原理主义への诱惑に対し、教皇の言叶と态度は、平和的共存の歩みを諦めないように呼びかけ、兄弟爱を支え励ますものとなるだろう、と话した。
パプアニューギニアは豊かな资源に恵まれつつも贫しく、汚染されていない自然は気候変动や搾取の试练と向き合っているが、教皇の访问は新たな方向性をもたらすか、という问いに、パロリン枢机卿は、资源的な豊かさに対し、不正义や、汚职、政治的?経済的な不平等が引き起こす贫しさ、美しい自然が被る気候変动や搾取といった、矛盾や悲剧のしるしはパプアニューギニアにも见られると述べつつ、教皇は同国への访问で、政治?宗教等の分野から个人に至るまで、皆に変化のための努力を励まし、贫しい人々への、そしてわたしたちが共に暮らす家=地球への、関心といたわりを呼びかけるだろう、と语った。
东ティモールは、25年前に独立し、来年は础厂贰础狈に正式加盟を目指しているが、信仰と歴史が分かち难く结びついたこの场所に、教皇はどのようなメッセージをもたらすか、という质问の中で、パロリン枢机卿は、自身の国务省外务局时代、东ティモールと関わり、独立までの同国の苦しみと、一种の奇跡のように思われた独立の実现を目の当たりにすることになったと回想。东ティモールをアジアで第一のカトリック国としている人々のキリスト教信仰が、独立という目标に向けて努力を后押しする大きな役割を果たした、と振り返った。今、东ティモールの人々は、その同じ信仰をもって、社会の改革に励み、分裂を超え、不平等や贫困と戦うべきであり、教皇の访问はこの意味でもちろん决定的な推进力をもたらすだろうと述べた。
シンガポールでは様々な宗教が调和のうちに共存しているが、教皇はどのような方法で、诸宗教対话をさらに促进し、国内の异なる共同体间の绊を强めることができるだろうか、という问いに、パロリン枢机卿は、社会における多文化?多宗教の平和的共存の模范であるこの国で、教皇は特に诸宗教対话に取り组む若者たちと出会い、彼らに未来の歩みを託し、より兄弟爱と平和に満ちた世界の主役となるよう励ますだろう、と话した。