东南アジア?オセアニア访问めぐり、教皇、记者団と対话
教皇フランシスコは、东南アジア?オセアニア4カ国歴访からの帰国便机内で、随行の记者たちと対话された。
教皇は、9月2日から13日まで、第45回目の海外司牧访问(イタリアを除く)として、インドネシア、パプアニューギニア、东ティモール、シンガポールを访问。
13日、帰国のためにシンガポールからローマに向かう特别机の机内で、记者団の质问に答えられた。
対话の内容は、このたびのアジア?オセアニア访问に関连したもの、世界各地の情势をめぐるものなど多岐にわたった。
シンガポールの印象について、教皇は、「东洋のニューヨーク」と呼ばれていると闻くように、その発展、清洁さ、人々の礼仪正しさ、都市の高层建筑群、伟大な多宗教文化などが心に残ったと话しつつ、特に、诸宗教関係者との出会いは、兄弟爱の见本と言えるものであった、と述べた。
东ティモール访问中、教皇は「ワニ」に注意するようにと言ったが、それはどういう意味か、という质问が同国の记者からあった。実际、教皇は同国でとり行なったミサの中で「皆さんの文化や歴史を変えに来るワニに気をつけなさい」と言われている。これについて教皇は、东ティモールにはシンプルで家族的で喜びに満ちた文化、いのちの文化があるが、その调和を破壊するために外からやってくるかもしれない思想について话すために、ワニのイメージを用いた、と説明された。
インドネシアの记者は、同国やパプアニューギニアでは、鉱物资源分野への投资が一部の人々に占められ、地域の人や先住民の人たちはこの事业から生まれる恩恵を受けることができないが、これをどう思うか、と质问。教皇は、教会の社会教説は、社会の様々な分野间にはコミュニケーションが重要であると言っている、と回答。同国で発展させるべきことの一つは、まさに社会的関係である、と话した。
この帰国便机内にはパプアニューギニアの记者はいなかったため、バチカンのブルーニ広报局长が代わって、教皇に同国の访问についてのコメントを求めた。教皇はパプアニューギニア访问で、大きな発展の途上にある国を见た、と语った。教皇は特に同国访问中、バニモに赴いたが、それはそこで働くアルゼンチン出身の司祭や修道女たちに会うためであった、と话された。教皇は同地で素晴らしい教会の组织を目にし、森林に分け入り奉仕する宣教师たちと会うことができた、と振り返った。
东南アジア?オセアニア歴访以外のテーマでは、中国と教皇庁の司教任命をめぐる暂定合意の更新の时が间近に迫っているが、これまでに得た対话の结果に満足しているか、という问いがあった。これに対し教皇は、中国との対话に満足している、结果は良好で、司教の任命にも善意をもって働いている、と答えた。教皇は、中国を访问できたらと思っており、その意味で中国は自分にとって一つの憧れであると述べると共に、中国は教会にとって、期待であり、希望であると话した。
米国の大统领选挙で、妊娠中絶に賛成である候补者と、移民の追放を望む候补者との间でどちらを选ぶべきかについて、カトリックの有権者にどのような助言ができるか、という质问がなされた。教皇は、「移民を追い出す者も、赤子を杀す者も、どちらもいのちに反する」と强调。移民を追いやり、働く可能性を与えず、受け入れないことは重大な罪であり、堕胎は一人の人间を杀すことである、と述べた教皇は、「まだましな悪の方を选ばねばならない」、「わたしには分からない。それぞれが良心のうちに考え、行って欲しい」と答えた。
パレスチナのガザ地区に停戦と待ち望まれる平和が访れるように、教皇庁が仲介する可能性はあるか、という质问に、教皇は、教皇庁はそのために働いている、と述べた。毎日ガザ地区の小教区に电话していることを明かした教皇は、そこにはキリスト教徒とイスラム教徒、合わせて600人が兄弟のように暮らしているが、彼らが语ってくれることは、悲惨で困难なことである、と话した。「自卫戦争だとか、そうでないとか言われるが、时々、戦争はもう十分だと思う」と述べた教皇は、「より大切なのは、兄弟爱であって、兄弟を杀すことではない。兄弟爱とは手を差し伸べ合うことである」「最后には、戦争に胜った者は、大きな败北を见出すだろう。戦争は常に败北である」と语った。