「本质の追求を」教皇、リミニ?ミーティングにメッセージ
教皇フランシスコは、イタリアのリミニで开催される「市民间の友情のためのミーティング」にメッセージをおくられた。
「市民间の友情のためのミーティング」(通称:ミーティング?リミニ)は、国?宗教?文化?职业等の违いを超えた人々の出会いと対话を育み、友情と连帯を生み出すことを目的に、毎年8月下旬に行われる恒例のイベント。
1980年、カトリック运动「コムニオーネ?エ?リベラツィオーネ」のメンバーによって创始されたこのミーティングは、今日では教会関係者はもとより、多分野からの関心と参加を得て、重要な対话と交流の机会を提供している。
45回目を迎える今年のミーティングは、「本质を追求しないならば、何を探すのか」をテーマに、8月20日(火)から25日(日)まで行われる。
教皇はミーティング?リミニの开幕にあたり、バチカン国务长官ピエトロ?パロリン枢机卿を通し、リミニ教区のニコロ?アンセルミ司教に宛て、メッセージを寄せられた。
この中で教皇は、冷たい戦争の风が吹き、不正义や暴力、不平等が繰り返され、深刻な気候危机に胁かされる今日、どのように生き、希望すべきかを立ち止まって考えることが不可欠であると述べている。
こうした中、教皇は、神との出会いに心を开き、一人ひとりが自分と他者、また现実について自覚するために、忍耐や苦难、失败をも考察の机会とするよう招いている。
「本质を乞う者」、「人生に意味を与えるものを求める者」となるよう励ます教皇は、高みを目指す人が不要なものを脱ぎ捨てるように、わたしたちも日常生活を重くしているものから解放されることで、人生の価値は物や成功や竞争の中にではなく、わたしたちを支える爱、すなわち神との友情の中にあることを発见することができるだろう、と记している。
教皇は、わたしたちにとって本质的で、最も美しく魅力的、かつ必要とされるものは、イエス?キリストにおける信仰である、と强调。主だけが、逆境の中でわたしたちの脆い人间性を救い、神なくしては不可能な喜びを体験させてくださる、と述べた。
本质、すなわちイエスに立ち返ることは、现実から逃避することではなく、むしろその反対に、歴史に深く入り込み、试练に立ち向かい、たとえそうするだけの価値がないように思われる时でも、挑戦し爱する勇気を见つけるための条件である、と教皇は指摘している。
「市民间の友情のためのミーティング」の目的を分かち合われる教皇は、本质に注目することが、わたしたちの人生を手中に取り戻し、それを爱といつくしみと怜れみの道具とすることを助けてくれるだろう、と记された。